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見た目よりも大切なもの。Youestが目指す「MAKE IT PROFESSIONAL」の思想
Youestの「MAKE IT PROFESSIONAL」の原点
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2025/10/15
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写真は綺麗なのに、まったく注文が入らないECサイトを見たことがある。動画は凝っているのに、誰も予約ボタンを押さないレストランもあった。僕は世界中を旅する中で、そんな「違和感」に何度も出会った。
デザインは美しくて当然。でも、いくら外装を整えても、骨組みが弱ければそこに人は集まらない。
高校時代、Twitterのアカウントを自分で作り、画像や動画を駆使してブランディングしたことがある。試行錯誤を繰り返した結果、月に100万円を超える売上を達成できた。けれども、ただ見た目を派手にするだけでは続かなかった。「信頼される」というシンプルなことが、想像以上に難しいと知った瞬間だった。
世界を旅しながら見えてきたのは、どの国でも人が求めているのは「安心」と「信頼」だということだった。スイスのホテルでは、チェックインから退室まで完璧に導線が組まれていて迷うことがなかった。タイの路地裏の小さな屋台でさえ、提供される料理に迷いがなく、素早かった。何より、約束を守ることの積み重ねが、ブランドになっているのだと強く感じた。
それがYouestの「MAKE IT PROFESSIONAL」の原点だ。
「プロフェッショナル」と聞くと、スーツを着た堅苦しいビジネスマンや、高級ブランドのような雰囲気を想像するかもしれない。でも僕らにとってのプロフェッショナルはもっと身近で、もっと素朴なものだ。
一つ目は、骨組みを優先すること。見た目よりも、まず使いやすさを考える。ユーザーが直感的に目的を達成できる構造を先に作る。細かなアニメーションやフォントは、それを支える最後の仕上げでいい。
二つ目は、測ることを大切にする文化。感覚ではなくデータで判断する。予約が増えたか、離脱が減ったか、ページを見ている時間が長くなったか。その結果を、包み隠さずクライアントと共有する。
そして三つ目は、感情を込めること。便利であっても、無味乾燥なサービスには心が動かない。どんなブランドにもストーリーがある。クライアントと一緒にその物語を見つけ、言葉とデザインに落とし込んでいく。
Youestのチームでは、日々の小さなコミュニケーションをとても大切にしている。朝のミーティングは短くて15分程度だが、そこでチームメンバーが昨日感じた小さな気づきや失敗を必ず共有する。僕自身もよく自分の失敗を話す。その小さな積み重ねが、お互いを「人」として知ることになり、仕事の質を変えていく。
僕らが目指しているのは、小さな会社やブランドが自信を持って世の中に立ち続けられる社会だ。大企業や著名なブランドだけがプロフェッショナルではない。小さなカフェ、街の美容室、職人が営む工房。そんな人々こそが、強くて魅力的なプロフェッショナルになってほしい。
僕はそれを世界中で見てきた。そして日本でも実現できると信じている。
もしあなたがいま「もっと強い骨組みを持ちたい」「もっと信頼されるサービスにしたい」と感じているなら、一度話を聞かせてほしい。一緒にあなたのプロフェッショナルをつくりたいから。
株式会社Youest 代表取締役 木原裕睦
